正しい退職届の書き方・出し方(テンプレートと文例リスト付き)
会社を辞める(退職する)ためには、「退職届」は重要です。
法的には「退職届」は不要で、退職の2週間以上前に「退職の意思」を口頭で示せば退職でききるとされています。ただし、勤務先の就業規則で退職届の提出が必要だったり、口頭だと証拠が残らないので退職が認められないケースもあるので、殆どの場合、会社をやめる際には「退職届」を提出します。
あなたにとって「退職届」は、現状に見切りをつけて新しい人生をスタートするための意思表示です。一方、会社的には、法律や規則上事務手続きに必要な重要な書類です。正確なルールに則って記載し提出してください。ルールに反すると、辞めれない、または損害賠償請求されるケースもあるのです。
以下、退職届の基本的な書き方と、ダウンロードして使える無料のテンプレート、そして退職理由別の例文を紹介します。特に、自己都合で辞める場合と会社都合で辞める(辞めさせられる)場合では書き方が異なりますので、気をつけください。
退職届の書き方手順
①退職届のフォーマットと封筒を用意する
退職届のフォーマットは、ネット上で検索すると数多くのサイトでダウンロードすることが出来ます。弁護士監修、社労士監修のフォーマットだと安心ですね。
・フォーマット例:以下のリンク先からダウンロードしてご利用ください。
※無料・登録不要で使えるビジネステンプレートサイト「ビズ研」
②封筒は無地で白いものを用意する
一般的に「白封筒」「二重封筒」と呼ばれる中身が透けないタイプです。サイズは、退職届を三つ折りにした大きさに合うものを用意します。B5なら「長形4号」、A4なら「長形3号」を選んでください。
・白二重封筒例:以下のボタンはamazonにリンクします。amazonで購入すれば翌日ポストに届くでしょう。
封筒には下記の要領で記載ください。
- 封筒表面の中央やや上寄りに「退職届」と書く
- 封筒裏には所属部署の正式名称とフルネームを書く
③フォーマットに合わせて必要事項を記入する
上記①で入手した退職届のフォーマットに下記の要領で記載ください。
- 手書きの場合はB5サイズ、PCまたはスマホの場合はA4サイズ。
- 原則は縦書。横書きでも可。
- 一行目には「退職届」と書く。
- 二行目の一番下に「私事、」と書く。「私儀、」としてもOK。
- 次に、退職理由と退職予定日を書く。
- 自己都合の場合:どのような事情でも「一身上の都合により、●月●日をもって退職しいたします。」と書く。
- 会社都合の場合:「一身上の都合」と書くのはNG。下記の【会社都合の退職届・文面リスト】を参照ください。
- 提出日を書く。最終出社日の後に有給休暇を消化する場合も、最終出社日ではなく退職日を書く。年の表記は西暦・元号どちらでもOK。
- 退職届を提出する日付を書く。郵送の場合は発送日でOK。提出日が西暦なら西暦で、元号なら元号で記載する。
- 所属部署と自分の名前を書く。
- 会社の規定にあう印鑑で押印する。(シャチハタNGの会社が多い)
- 宛名に勤め先と最高責任者の名前をいれる。(株)などと省略するのはNG。代表者名の敬称は「様」または「殿」でOK。
退職代行サービスでは退職届など退職に必要な種類の様々なテンプレートが用意されています。また、文面についても適切にアドバイスしてくれるので、不明点や不安点は気軽に相談しながら書き進めることが出来ます。
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【会社都合の退職届・文面リスト】
- 人員整理の場合:貴社、事業部門縮小に伴い、、
- 希望退職の場合:希望退職のため、、
- 退職勧奨の場合:貴社、退職勧奨に伴い、、
- 倒産の場合:貴社、業績不振による倒産に伴い、、
- 賃金未払いの場合:賃金未払いのため、、、
- 長時間労働による体調不良の場合:長時間労働が原因で体調不良になり働けなくなったため、、、
- パワハラ・セクハラ等の場合:パワハラ、いじめ・嫌がらせにより職場にいられなくなったため、、
単純明快、シンプルな文章で構いませんが、会社都合による退職であることを認めらせるためには、より具体的に書く必要があります。
会社都合の退職理由の書き方については下の記事に詳しく書きましたので、参考にしてください。

退職届を提出する方法
退職届は自分で書き、自分で提出しなければなりません。
手渡し、郵送、どちらでも構いません。
上司または人事など担当者に手渡しする際は、「これまで本当にお世話になり、ありがとうございました。」といったお礼の言葉を添えて渡すのが通例ですが、言葉選びはご自由に。
受け取ってもらえない場合、または手渡しが嫌な場合は、会社宛てに退職届を郵送しましょう。
その際には必ず内容証明郵便で送ってください。
内容証明郵便とは、送付の記録や到着有無をお問合せ番号で確認できることはもちろん、郵便局が内容がどういったものだったのか記録するので、送った書類の内容の証明も出来るというものです。
普通郵便だと退職届を提出した証拠が残らないので、もし会社側が受け取っていないと主張したら、退職は不成立になってしまう恐れがあります。
退職届を提出する適切なタイミング
正社員の場合、遅くても退職日2週間前までに提出する必要があります。
当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる。 この場合において、雇用は、解約の申入れの日から2週間を経過することによって終了する。
(民法第627条)※厚生労働省公式サイトより
2週間前であればいつ出しても問題はありませんが、会社の規則を確認し会社のルールに則って提出するほうが、あなたにとって有利です。そのほうがスムースに辞めることが出来ます。
契約社員やパート・アルバイトなど、雇用期間が定められている場合の退職届の出し方については、下のリンク先の記事をお読みください。

あなたの希望の退職日から逆算して提出日を計画してください。
あらかじめ退職願(退職届ではなく退職’願’)を上司に提出し、お互いに都合の良いタイミングを話し合って、退職日を決めるのが望ましいです。
退職届を提出する際の注意点
退職届を出せば退職可能です。上記(法律)の通り2週間後には成立します。
しかし、大抵の人はその後のやり取りに対して、非常にストレスを感じます。
何かにつけ会社から連絡が入るでしょう。上司や同僚からの嫌がらせや嫌味を言われることもあるでしょう。また、会社に返却するべきものがあったり、会社からもらうものがあったりして、その都度会社に出向くよう要請されるでしょう。
なので、退職届を出してバックレたい気持ちになりますが、いきなり連絡を遮断するような行為は避けてください。
でも、一刻も早く会社とは縁を切りたい、もう会社へは行きたくない、もう電話でも話したくない、そんな人は、退職代行サービスを利用してください。
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この記事のまとめ
- 退職届は、自分で書いて自分で提出(郵送の場合は内容証明で!)
- 正確なルール(法律や会社規則)に合わせて記載し提出すべき
- ルールに反すると、辞めれない、または損害賠償請求されるケースも。
- 退職届を提出後の面倒なやり取りは、退職代行サービスを利用してストレスフリーに!
退職届は今の会社(仕事)を辞めるために必要不可欠な書類です。
安全に確実に、そして損すること無く退職するために、退職の意志が固まったら退職代行サービスに相談することをおすすめします。あなたに合った退職届の書き方からアドバイスしてもらえ、その後の退職手続きの全てを代行してくれます。
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