退職代行で後悔する？退職代行で後悔しやすいケースと対策方法

• 退職代行を使いたいけど、後悔したくない…。
• 退職代行で後悔する人って、どんな人なの？
• 退職代行で後悔しない方法を知りたい！

あなたの代わりに退職の意思を伝えてくれ、ムダなプレッシャーを感じずに済むと注目を集める退職代行サービス。
辞められないブラックな職場に勤めている人や、そもそも辞めると言えない・言いにくいなど、自力で退職することに困難さを感じる20代の若い世代を中心に利用が増えつつあります。

一方で、退職後に「やっぱり使わなければよかった」と後悔しないか不安といった意見も少なくありません。

この記事では、退職代行サービスを利用して後悔した人、後悔しなかった人のそれぞれの意見を紹介します。
事例をもとに後悔しやすいケースや後悔しないための対策方法・業者の選び方までをまるっと解説していきます。

あなたが、退職代行サービスを利用するかしないかで迷っているなら、その判断に役に立てれば幸いです。

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退職代行で後悔するかは人それぞれ

結論から言うと、退職代行で後悔するかどうかは、人それぞれです。

例えば、ブラック企業に勤めている方が「利用して良かった」といった意見もあれば、職場の人に「迷惑をかけてしまった」と後悔したといった意見もあります。

一方で大手企業に勤めている方でも激務にすり減ってしまい、「退職代行を利用して良かった」という意見もあれば、退職後に「罪悪感が残って後悔している」という意見も見られます。

職場環境や人間関係、さらには価値観などさまざまな要因があるため、絶対に退職代行を利用した方が良いとも利用しない方が良いとも言い切れません。

とはいえ、退職したい、環境を変えたいのに退職の手続きが進まず、今の生活をズルズル続けることで、体調を崩したり先に進めないのであれば元も子もありません。職場環境や人間関係、その人の性格などによって、「誰でも簡単に退職を伝えられる」ものではないのです。職場によっては、退職を伝えたところですんなり退職できるわけでもないのです。

あなたが今望むことは何ですか？

それが、「退職」であるならば、退職代行サービスを利用することで後悔するかしないかよりも、どうしたら自分自身の負担が少なく退職することができるのか、その方法を考えてみてください。
退職代行サービスは、あなたの人生で障害となるものを取り除くためのサポートのひとつ、あなた自身を守るための手段のひとつにすぎないのです。

わかっていても退職代行サービスの利用に不安が残る、、、
それならば、サービス利用経験者のリアルな声を参考に後悔しない退職の準備を始めましょう。

退職代行で後悔した＆しなかったそれぞれの意見

退職代行サービスを利用して後悔した、後悔しないは、人それぞれです。
どんな点に後悔があるのかがわかれば、あなたの不安解消や後悔予防対策に役立ちます。

退職代行を利用して後悔した人の意見

退職代行サービスを利用したことで感じる後悔で多いものに、「手軽さ」「罪悪感」「会社からの連絡」があげられます。

◉ 衝動的に辞められる手軽さ

やっぱりね。正直退職代行使ったことを後悔してますよ。怖いサービスですね。衝動的に辞めれてしまう。それで救われる人もいるかもしれないけど。

— わちよ@🗻📕☕️🏃‍♂️ (@wachiyo10301030) January 29, 2021

◉ 罪悪感がある

退職代行まで使ったらなんか情けないというか、罪悪感まである

— こなさん@バックエンドメインの教育系フリーランス (@sorabin_) October 8, 2020

◉ 上司の突撃訪問トラブル

仕事辞める時は退職代行使ったけど、直接家まで課長が来て、「辞めるなら止めないけど、5年以上も居たのだから少人数でいいから送別会をさせて欲しい」と言われ、この時もだいぶ病んでて判断出来ず了承、本社のお偉いさんが来て「こんな辞め方は云々」って責め立てられた。

— 夜式◢͟￨⁴⁶ (@yoshikinomi) November 16, 2020

退職代行を利用せず後悔した人の意見

退職代行サービスを利用しなかったことで感じる後悔で多いものに、「職場からの嫌がらせ」「引留め」「体調不良」があげられます。

◉ 退職に対する職場での嫌がらせ

激しく同意します。自分も絶賛退職交渉中ですが、退職を申し出た時も、有給消化の申し入れた時も、信じられないくらいの恐喝＆嫌がらせに遭いました。こんな嫌な思いをしないで済むならば、数万〜数十万は安いと思います。初めから退職代行使えばよかったと後悔中です。

— pEa (@pea_8) December 26, 2018

◉ 職場からの引留め

会社辞める言うたらあと2ヶ月働いてくれって

俺はお前の顔を見るのも嫌で辞めたいんだが

しかも遠くへ出張とか

マジで憂鬱で最悪だ

退職代行使えばよかった

— ねこさん (@necosanyaranyan) December 10, 2020

◉ 自身の体調不良

退職代行つかってササッと辞めてしまいたかったけど、突然辞めたら迷惑だろうしと思って1か月前くらいに話をしたらハラスメントされまくって本当に気持ちがしんどい、きつい、出社することを思うと毎日胃が痛いし吐き気がすごい。2万くらいかけてでも退職代行使えばよかった。

— 奏真(そぉちゃん) (@_aae_goen2to1_) January 14, 2020

退職代行を利用して後悔しなかった意見

もちろん、退職代行サービスを利用したことに後悔を感じないケースも多々あります。

◉ 体調の改善

退職代行使うなんて会社に迷惑かかるとか、引き継ぎしてないとか、社会人として最低の辞め方やなとか落ち込むかもしれないけど、そんなもん3日もすれば気にならなくなるよ
私は3日目の今朝胃が全然痛くないことに感動して退職代行使ってよかったと本当に思ってる。辞める会社のことなんか気にすんな！

— おかもも｜月収益3万円メンヘラブロガー (@okamomo_san) December 10, 2020

◉ 職場からの即解放

退職代行、毎日仕事行く前に胃痛と頭痛が止まらなくて夜は涙流しまくりで「このまま続けたらメンタルが死ぬ」ってなった時に使ったよ
私が利用した時は3万払って以降出勤せず、職場からの電話も来ずで辞められました
会社に言い出せないからって無理しちゃう人にぜひ使ってほしい

— さきゆ (@sakiyu0173) April 3, 2021

◉ ブラックな職場からの退職

とにかく退職の件はプロに任せて、私は病を治すことに専念するわ。就労支援センターに行くための手続きしたいけど、この退職問題が片付かないと意味ないしね。

— VOID＠黒い伝書鳩 (@BoukyakuVoid) January 29, 2020

後悔する/しないは様々ですが、「後悔しやすい」ケースはあるのです。それがわかれば、対策もできますね。

退職代行で後悔しやすい3つのケースと対策

退職代行サービスの利用で後悔している人の口コミからわかった「後悔しやすい」ケースは３パータン。

中には「退職代行サービス」の利用というよりも「退職」そのものが後悔になるケースもあります。
後悔しないよう、退職代行サービスの利用はもちろん、退職そのものを再考し退職以外の方法を探ってみることも大切です。

後悔しやすいケース1. 人に気を遣いすぎている

退職代行サービスの利用で後悔しやすいケースの一つに、人に気を遣いすぎていることが挙げられます。

• 自分で言えなかった…。
• 急な退職で職場の人に迷惑をかけるかも…。
• お世話になった人や同僚に挨拶ができなかった…。

実際には、あなたが気にしているほど、周囲の人はあなた自身が退職代行サービスを使って退職することを気にしないものです。一時的には噂になることはあっても、日々の業務や後任のサポートなどで、それどころではないのです。

あなたにもそんな経験はありませんか？
職場の人の急な退職や休職で、一時的には周りはアタフタするけれど、それなりに業務は回るし、そのうち何事もなかったかのように平常に戻っていた、、ということが。

周囲の人に気を遣うことは社会人として、「周囲に配慮ができる人」と美徳とされる一面もありますが、周囲の目を気にしすぎて辞められず体調を崩したら本末転倒です。

• 自分では言いにくいから、退職代行サービスを利用するのであり、
• 急な退職でも職場はそれなりに回るものだし（回らないとしたら、それはあなたではなく会社側の問題です）、
• 挨拶やお礼ができないことが気になるなら、落ち着いてから連絡すればいいのです。

退職代行サービスを利用することに抵抗や不安はあるかもしれませんが、周りの人は思うほど気にしていないものです。
あなたのこれからの人生にとって、一番負担のない方法を選択するのがベストです。

「社会人として、、」という罪悪感を避けたい場合には、自分で退職を伝え会社と相談し退職する、
それが困難だと感じるのであれば、「社会人として」よりも「自分の人生」を選んでみてください。

後悔しやすいケース2. 職場環境に恵まれている

退職代行サービスの利用で後悔しやすいケースの一つに、職場環境に恵まれていることがあります。

• 超絶ホワイトな職場
• 上司や先輩がめちゃくちゃ良い人
• 同僚と仲が良く気にかけてくれる

職場環境に恵まれているにも関わらず、何らかの理由で退職する必要がある。でも、自分からは言い出せなくて退職代行サービスを利用し退職して後悔、、
新しい転職したら前職の方がずっといい（まだマシな）環境だったから後悔、、
ということもあるのです。

この場合は、後悔しているのは、「退職代行サービス」の利用ではなく「退職」そのものです。

退職代行サービスの利用も、退職も、決めるのはあなた自身です。

後悔先に立たず
「退職」自体を後悔することがないよう、まずは自分がどうしたいのか、どうしたらもっとよくなるのか、退職以外に方法はないのか、落ち着いてよく考えてみることも大切です。
可能であれば、職場の人としっかりと話し合うことも必要です。話し合いの結果、部署移動や休職といった別の解決策も見いだせることもあるのですから。

それでも、退職を決意し、なんらかの理由で退職代行サービスを利用すると決めたのであれば、全てあなたの判断です。前を向いて、先に進みましょう。

後悔しやすいケース3. ノウハウの乏しい代行業者を利用

ノウハウの乏しい代行業者の利用による後悔も少なくありません。

• 自分の要望を叶えてもらえなかった。
• 退職後、高額な追加料金を請求された。
• 退職後、職場とトラブルに発展した。

不要なエネルギーを消費しないための退職代行サービスなのに、解決しない、さらなるトラブル発生など、これだけは避けなければなりません。

労働組合や弁護士が運営している確かなサービスを提供している業者もある一方、適切なノウハウを持っていない退職代行会社や、詐欺やなりすましなどの悪質な業者も増えつつあります。

「退職代行なんて使わなければよかった」と後悔しないためにも価格だけにとらわれず、実績のある業者なのか？自分の要望は叶えてくれるのか？など、多面的に判断することが後悔しないための対策の一つといえます。

退職代行サービス利用で後悔しない5つの事前準備

退職代行サービス利用で後悔しないためには、申込前にしっかり準備することが大切です。

自分の不安をまとめる

職場環境や人間関係など、退職時に抱えるであろう自分自身の不安についてまとめましょう。

「自分が何に不安を感じているのか？」を整理できれば、対策ができるため後悔することも少なくなります。
退職代行サービスは、その不安を解決できる、解消できる業者を選びましょう。

自分の要望をまとめる

自分の要望がはっきりしていないまま、退職代行サービスの利用で一気に退職手続きまで進むと後悔することもあります。「とりあえず辞めたい」だけではなく、具体的に会社側にどのように取り扱ってもらいたいのか？を明確にしておきましょう。

過去に退職後、必要な引継ぎがされず会社側に経済的な損失を与えたとして、損害賠償を請求された事例も存在します。
場合によっては、懲戒解雇対象とみなされることもあります。

自分自身の要望を具体化することは、退職代行業者を選ぶ際の基準にもなります。退職を伝えてもらうだけでいいのか、なんらかの交渉が必要なのかで、一般企業型か労働組合型か、弁護士型か異なるからです。

複数の退職代行業者に相談する

退職代行で後悔した理由には、相性の悪い/ノウハウが乏しい代行業者を利用したことも多く挙げられています。
「いち早く辞めたい」とはやる気持ちを言葉巧みに煽り立てて申し込ませ、トラブルに発展するケースも少なくありません。

信用できる代行業者があるなら別ですが、複数の退職代行業者に相談することをおすすめします。

• やりとりは自分に寄り添ってくれているか
• サービスは自分の要望を叶えてくれるか
• 追加料金や対象範囲外の内容はないか
• 支払い方法や手段は利用しやすいものか
• 自分が不安や疑問を感じずに利用できるか

退職を代行してもらうにあたって、自分の要望を叶えてくれる業者ばかりではありません。退職代行業者からの連絡に感情的になった会社側とトラブルになる代行業者の事例も表立ってニュースにはなりませんが実在します。

ほとんどの業者は、サービス申込前に無料相談ができます。無料相談時に、自分の不安解決/解消となるのか、要望が叶うのか、会社との交渉が必要なのか、その交渉は任せられるのか、費用総額などを確認しましょう。

焦ってすぐに決めたり、価格だけで判断するのではなく、同じ価格帯や似たようなサービス内容の業者を2～3社程度に問い合わせてみるのが後悔しないための一つの方法といえるでしょう。

貸与物を職場に置いてくる

退職後に問題が発生しやすいのが貸与物の返却問題。
職場に返却するのが億劫で後回しになりがちですが、「返却していない」場合には会社側とトラブルが発生する可能性もあるので、注意が必要です。

• 制服(クリーニングをかけてから返却)
• 社員証
• 保険証
• 入館証
• 会社用のスマホやPC
• ロッカーや机の鍵
• 名刺など

たかだかボールペン1本で…？と思う人もいるかもしれませんが、会社側からしたらお金を出して購入した消耗品や資産です。個人情報が記載されているものや顧客情報・機密情報が含まれているものも、悪用されたら会社に大きな損失が発生します。

トラブル予防のためにも、例えボールペン1本であっても返却することを忘れずに。

引継ぎ書を作成しておく

あなたの退職後、会社側はそれまであなたが担当していた業務を別な人に任せる必要があります。

退職が急な場合、人材確保や引き継ぎが困難などの理由で、自宅に訪問してきたり、引継業務が終わるまで退職を認めないなどと脅迫まがいの行動をとる会社も少なくありません。

あなた自身がトラブルに巻き込まれないためにも、引継ぎ書は作成しておきましょう。引継内容は業務によって異なりますが、一般的には以下の内容を記載します。

グーグルドキュメントやwordなどで作成し、後任や上司に渡します。

即日退職などで直接渡す機会がない場合には、
・プリントアウトしたものを自分の机の引き出しにいれておく
・上司に同僚へメール送信しておく
・退職代行業者に渡す
など、業務に支障がでないよう用意すること必要です。急な退職で事前に職場に残せない場合には、退職代行業者にも相談し、確実に職場に渡せる方法を確認しましょう。

退職代行で後悔しない業者選び5つのポイント

退職代行で後悔しないためにも業者選びは最重要です。

業者選びのポイントは、

退職代行業者は、いざ探してみると驚くほど多く存在します。

公式サイトにアクセスすると、安さを全面に打ち出した業者や大して運営歴や実績なくても「多数の利用者から高評価をいただいています！」「◯○は業界No.1！」など、根拠のない主張をしている業者もあります。実際に問い合わせてみると、公式サイトの記載と対応内容が異なる、連絡がつかない、不明な追加費用がかかるなどの業者もあります。

公式HPで謳われている内容は参考程度にとどめ、無料相談の範囲内で自分自身の要望や意向をきちんと実現してくれる業者かどうかを見極めましょう。

退職代行サービスで後悔しないためには事前準備と業者選定が重要！

退職代行は、辞めたいけど辞められない、辞めさせてもらえない、自分から言い出せないなど、自力で退職することに困難さを感じる人にとっては、退職するための手段のひとつです。
しかし、使う側が誤った使い方をしたり、不適切な業者を選ぶと自分の意図と反して、後悔する結果を招くことがあります。

会社の人に迷惑がかかるからと我慢した結果、体調を崩しても誰も責任を取ってくれません。

あなたが選んだ退職代行業者がイマイチだとしても、誰も責任をとってくれません。

あなたは、自分自身を守る手段として、事前準備をし適切な退職代行業者を選ぶ必要があるのです。