看護師が一人でできる仕事は病院外で見つけるのがベスト!
悩む看護師
- 周囲に急かされて自分のしたい看護ができない…。
- もっとマイペースに患者さんと向き合って仕事をしたい…。
- 看護師を続けたいけど、一人でできる仕事はないのかな…?
みちるん
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医師や先輩看護師たちから理不尽なことばかり言われたり、周囲の人ととのギャップを感じてしまうと「今の職場じゃなくて一人でできる仕事がしたい」と思ってしまうこともありますよね。結論から言うと、身体を壊してしまう前に一人でできる仕事を見つけることが最優先です。
実はわたしも急性期病棟にいた頃は、今の職場よりも楽な職場を…と考えていても休みも取れないし、休みの日は休みの日で疲れて寝てしまうことが多く、職場探しも難航していました。
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看護師の中には、命や患者さんと向き合うのが苦手な人も多く、自分ひとりでも患者さんと向き合い業務を遂行する姿勢は素敵なことですよ。とはいえ、人によって苦手なことや得意なことも違うので、絶対にコレが正解!とはいえません。
そこでこの記事では、看護師が一人でできる仕事について解説していきます。一人でできる仕事に就くことのメリットやデメリット、求められる能力などについてもあわせて解説していきます。
1分で分かるこの記事のまとめ
病院から一歩出て、一人でできる仕事で看護師をマイペースに続けよう!
目次
看護師が一人でできる仕事:自己完結できる5つの仕事
結論として、看護師が一人でできる仕事はそこまで多くありません。しかし、患者さんや相談者と1対1で対面して自己完結できる仕事は、以下の5つが挙げられます。
- コールセンター
- プライベートナース
- 産業保健看護師
- 転職アドバイザー
- 訪問看護ステーション
上記に挙げた仕事の中には、新人さんが入ってくると一緒に行動してOJT(現場研修)をしたり、組織内の人間とコミュニケーションを取る必要があるので、注意が必要です。もし、なるべく人と関わらない仕事がしたい人は、以下の『看護師が人と関わらない仕事15選』をあわせて参考にしてみてください。
≫【人間関係がムリ】看護師が人と関わらないおすすめの仕事15選
みちるん
看護師が一人でできる仕事の内容について、下記のタブを切り替えてチェックしてみましょう。
看護師が一人でできる仕事1. コールセンター
- 残業がなく時間で区切りよく働ける
- 体力的にかなり余裕を持って働ける
- 仕事量に対して収入が良い
- 精神的疲労度が高い
- 罵声を浴びせられることもある
- コロナ関連は想像以上に大変
コールセンターは、企業や製薬会社などに勤務し、健康相談や問合せしてきた方にアドバイスなどを行うものです。おもな業務は、電話応対がほとんど。勤務先の対応業務によって、対応内容や相談内容は異なりますが、介助や看護業務に疲れたけど、看護師の知見を活かしたい人におすすめの職場です。
ただし、コールセンターの求人の多くはコロナ関係の内容が大半。切羽詰まって電話してきた方に暴言をはかれたりすることもあるため、人の言葉を真に受けやすい人や傷つきやすい人は不向き。出勤が不要でリモートワークもできる職場もあり、コールセンターが未経験の人にも就業しやすい環境が整っています。業務内容に対して、時給計算の職場が多く特に土日は割高な時給を出しているところもあるため、収入面では魅力的な職場です。
転職前に勤務先の業務内容や未経験OKかどうかなどの項目をチェックしておく必要があります。
看護師が一人でできる仕事2. プライベートナース
- 一人の患者さんと徹底的に向き合える
- 高いプロフェッショナル意識を保てる
- 給与が良く収入面も安心
- 患者さんによっては疲労度が高い
- 立ち居振る舞いに細心の注意が必要
- 自己完結する最低限のスキルが必要
プライベートナースは保険内看護の訪問看護と異なり、保険外看護サービスを行うため、患者さん一人ひとりに合わせたオーダーメイドの看護サービスを行うものです。おもな仕事内容は、サービス利用登録者の居宅に伺い、一般的な訪問看護のVS測定や基本的な医療行為に加えて、患者さんの通院や入退院の付き添い以外にも日常生活の介助や旅行などに付き添うこともあります。
プライベートナースを利用される患者さんは、富裕層や社会的地位がある患者さんが多く、プライベートナースといえども立ち居振る舞いに細心の注意が必要です。実際に筆者の友人がプライベートナースとして出入りしていた患者さんのお家で、なにかの拍子で古美術品を壊してしまい、契約打ち切り+破損させた美術品の損害賠償を請求された事例もあります。(賠償額○百万だったとのこと)
病棟勤務と異なり、勝手の違う患者さんのお家で看護をする際は、いつも以上に細心の注意が必要であることはもちろん、プライベートナースとして勤務する際は、損害賠償保険に加入している事業所かどうかも事前に確認しておくことが必要といえるでしょう。
看護師が一人でできる仕事3. 産業保健看護師
- 休みがしっかり取れる(週休2日)
- 医療行為が少ない
- 少人数で精神的にラク
- 書類作成などの事務スキル必須
- 看護師スキルがほぼ衰える
- 医療スキル以外の能力が求められる
産業保健看護師は、一般企業の保健師として働くため、一般的な看護スキルや医療スキルは要求されませんが看護師としての資格や知見が求められる仕事です。おもな仕事内容は、一般企業の医務室で健康診断や保健指導を行うものから、救急時の看護などがメインとなります。病棟勤務の看護業務に疲れてしまったけど、看護師としての知見を活かしたい人におすすめの仕事です。
ただし、時期によっては求人募集事態が少なく、書類作成などの事務スキルは必須。ときに社内会議のプレゼンテーション能力も求められることがあるため、夜勤の不安に怯える必要はありませんが、そもそも企業勤めが合わない恐れもあります。看護師業界から一歩踏み出すには、客観的なアドバイザーとして転職エージェントの力を借り、看護師以外の面の適性や自己分析が必要といえるでしょう。
看護師が一人でできる仕事4. 看護師転職アドバイザー
- ほぼ定時退社(週休2日)
- 医療行為がない
- リモートワークが可能
- 書類作成などの事務スキル必須
- 高いヒアリング能力が求められる
- 看護師のUターン転職が難しくなる
転職アドバイザーは、転職エージェント企業のアドバイザーとして働くため、看護スキルや医療スキルは要求されませんが看護師としての経験や知見が求められる仕事です。おもな仕事内容は、求人応募者や転職希望者の正看護師や准看護師さんからのヒアリングやアドバイス、転職後のフォローアップがメインとなります。これまでの看護師としての実務経験を活かしつつ、悩みを抱える看護師の支援がしたい人におすすめの仕事です。
ただし、看護師として働いていたときと異なり、悩みを抱える看護師へのアドバイスやヒアリングといった高いコミュニケーション能力が求められるため、人間関係構築スキルが磨かれていないと担当替えや最悪の場合、クビになることも…。看護師業界とは異なる人材業界に属することを念頭に転職エージェントなどの力を借り、看護師以外の職種の適性や自己分析が必要といえるでしょう。
看護師が一人でできる仕事5. 訪問看護ステーション
- 1対1でマイペースに働ける
- 自分なりの看護が実現させやすい
- プライベートと両立しやすい
- 3~5年以上の看護師経験が必要
- 想像以上に体力を消耗する
- 患者さん次第で大変さが異なる
訪問看護ステーションは、『訪問介護』と誤認識されやすいですが在宅医療の支援を行うものです。おもな業務は、利用者さんのお家に訪問し担当医師の指示書に従い、基本的な各種VS測定から患者さんに合わせた医療処置や関係各所への調整から書類作成までと多岐にわたります。患者さんの容態や担当医の指示書によって、対応内容は異なりますが、じっくりと患者さんと向き合いたい人におすすめの働き方です。
ただし、患者さん宅に訪問することが前提となるので、運転免許の取得は必須。しかも多少なりペーパードライバーを卒業していないと実務的に厳しくなることもあります。訪看センターごとにデイサービスと併設して入職研修を実施している会社もあるため、転職前に職場見学や利用者の口コミなどをチェックしておく必要があります。
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上記で紹介した職業は、どれも特別難しい医療スキルを必要とせず、3年程度の看護師経験がある人なら誰でも対応可能な仕事です。とはいえ、職場ごとに忙しさや人間関係も異なってくるため、事前に職場の様子などのリサーチが重要になってくるでしょう。
みちるん
看護師が一人でできる仕事で働く際に求められる能力やスキルなどについてみていきましょう。
看護師が一人でできる仕事は5つの高い能力が求められる
一般的な看護師は、数人~十数人のチームで患者さんを看護しますが、看護師が一人でできる仕事の場合、病棟勤務とは別の高い能力が求められます。おもに求められる能力は以下の5つが挙げられます。
- 担当業務に関する幅広い知識
- 対面する患者さんとのコミュニケーション能力
- 相手に合わせた言語能力
- 問題を自己解決できる自己解決能力
- 医療技術以外の文書作成やITリテラシー
看護師としての基本的な看護スキルを活用する仕事もありますが、ほとんどの場合は看護師の知見を前提条件として、更に担当業務に必要な知識やスキルを求められます。
みちるん
看護師が一人でできる仕事に求められる能力の詳しい内容について、下記のタブを切り替えてチェックしてみましょう。
求められる能力1. 担当業務に関する幅広い知識
看護師が一人でできる仕事といえども、看護師の知見を前提に担当業務に関する幅広い知識を要求されるのは言うまでもありません。例えば、本記事で紹介した仕事内容で看護師の知見以外に求められる幅広い知識の具体例は、以下の通りです。
仕事内容 | 求められる知識 |
---|
コールセンター | 電話応対の基礎知識 食品アレルギーの知識 薬品中毒などの知識 |
プライベートナース | 患者さんのアレルギーや疾病の知識 プロとしての立ち居振る舞い 保険や税金に関する予備知識 |
産業保健看護師 | アレルギー疾患に関する知識 合併症や未病に対する知識 社会心理学や行動心理学などの知識 |
転職アドバイザー | メンタルケアに関する知識 課題解決に導くファシリテーション知識 営業トークやスキルなどの知識 |
訪問看護ステーション | 患者さんのアレルギーや疾病の知識 介護に関する法律や税に関する知識 保険や税金に関する予備知識 |
上記の知識は、最初のうちはなくても問題ありませんが、転職後に身につけておくとさまざまな局面で重宝がられ、あなた自身が一人前のプロとして一目置かれるようになります。ひいては、さまざまな仕事を任されるようになり、一人で自由にのびのびと働けるようになるので、転職を検討している人は、あらかじめ自主的に学んで取り入れておくことをおすすめします。
求められる能力2. 対面する患者さんとのコミュニケーション能力
看護師が一人でできる仕事は、対面する患者さんや相談者と1対1で業務を行うため、対面する人とのコミュニケーション能力が欠かせません。と例えば、本記事で紹介した仕事内容で看護師の知見以外に求められる幅広い知識の具体例は、以下の通りです。
仕事内容 | 求められる知識 |
---|
コールセンター | 電話口の人との円滑なコミュニケーション 相手の課題や問題を見つける 相手の要望や希望を把握する |
プライベートナース | 患者さんに安心感を与え、心を開いてもらう 依頼者から信頼・信用してもらう 患者さんの要望を察知する |
産業保健看護師 | 相談者から信頼してもらう 雇用主から信頼してもらう より働きやすい環境を整える |
転職アドバイザー | 相談者の問題点・課題点を把握する プロとして信頼してもらう アドバイザーとして最良の結果に導く |
訪問看護ステーション | 患者さんに心を開いてもらう 依頼者から信頼・信用してもらう 患者さんの要望を察知する |
上記のコミュニケーション例は、普段のコミュニケーションよりも異なることがおわかりいただけるでしょう。看護師が一人で仕事をするには、他の人が気づかなかった点も詳細にキャッチして、最良の結果が得られるようにサポートするため、一段も二段も高いコミュニケーション能力を身につける必要があります。最初のうちはなくても問題ありませんが、今のコミュニケーション能力に磨きをかけていき、仕事にも慣れてきた頃には高いコミュニケーション能力が備わっているのが理想的です。
求められる能力3. 相手に合わせた言語能力
看護師が一人でできる仕事は、必要最小限の接触ではなく、比較的時間をかけてコミュニケーションを図ることがほとんど。したがって、相手が違和感を感じないように相手に合わせた言語能力を身に着けておく必要があります。
- 専門用語を使わずに平易な言葉遣い
- 相手の会話のペースに合わせた速度
- 相手がイメージしやすい例え話など
看護師であるあなたがIT関係の人と会話をするとしましょう。相手が「ベンダーが…ソリューションが…インタラクティブなコミュニケーションが…」などなど、専門用語をバシバシに使われても理解不能ですよね。一方であなた自身が相手に対して「カテーテルで…滴下速度が…曖気の患者さんがステって…」などと言っても理解されないでしょう。
「会話はゆっくり話すと信頼度が上がる」などと指導する職業訓練校もありますが、基本的に相手の話すペースと同じか少し遅いくらいが圧迫感も不快感も与えずに済みます。特に高齢者の方と話す際は、ゆっくり話そうとキーキー大きな声になりがち。1呼吸も2呼吸も開けて単語単語をハッキリ話すくらいで相手に急がせるような印象を与えずにプロとして一目置かれることでしょう。
求められる能力4. 問題を自己解決できる自己解決能力
看護師が一人でできる仕事は、患者さんや相談者と対面しているとどんなに困った状況になっても自力で解決にたどり着かなければならないため、問題を自己解決できる自己解決能力が求められます。
- 思わぬ失言で相手に不快な思いをさせてしまった。
- 利用するPCやアプリの操作・利用方法が分からない。
- 相手が自力で解決できなさそうな無理難題を言ってくる。
私自身が訪看ステーションにいたときは、患者さんのお家まで社用車で行かなければならず、車の運転はもちろんのこと、カーナビや患者さんから要望されたアプリの探し方、操作方法など、さまざまな困難にぶち当たりました。ある時では、リモートワークをするのにZOOMを利用すると聞き、ZOOMの使い方やGoogleドキュメントの利用方法を調べたりととにかく周りに頼れる人がいないので、自力で解決までたどり着かなければなりません。
若い看護師の方ならインスタやTwitterなどのSNSの使い方から色々なアプリの探し方・使い方など何でもできますが、看護の世界にどっぷりと浸かってしまうと一般的な人からしたら『できて当たり前ができない』状態の人がほとんど。看護師が一人でできる仕事を始める前に予習を兼ねてさまざまな分野に興味を持ち、調べたり体験してみたりと活動的に行動することが必要といえるでしょう。
求められる能力5. 医療技術以外の文書作成やITリテラシー
昨今、コロナ禍もあり社会的にリモートワークが導入されつつあります。看護師が一人でできる仕事もアナログな職場もまだまだ存在しますが、医療技術以外の文書作成やITリテラシーを身に着けておく必要があります。
- ビジネス文書やビジネスメールのマナーや作法
- エクセルやワードといったパソコンソフトの操作
- リモートワークに欠かせないクラウドサービスなどの操作
看護師の世界は、一歩外を出てみればよく分かりますが、アナログな職場なんてまだ良い方で一般の人から見たら『戦国時代の丁稚奉公』か何か?と勘違いされてしまいそうな慣習や制度がまだまだ存在します。
手前みそですが、私の子どもが幼稚園の頃、父母会のやりとりがLINEでされていると知り、仲の良い人としかしなかったLINEが幼稚園の父母会の連絡網として活用されているなんて知りませんでした。一方で副業で看護師の悩み相談や仕事の相談にのっていたときも転職アドバイザーからZOOMやGoogleドキュメント・スプレッドシートの存在や使い方を教わりました。
看護師の世界に長くいると社会の世間的な流れに疎くなりがちになるので、これから一人でできる仕事を検討している看護師の皆さんは、(私自身の失敗談を踏まえてになりますが)もっと社会で活用されているITやビジネスマナーへの理解を深めておくことが必要といえるでしょう。
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看護師の中でも病棟経験が長い人ほど一人でできる仕事に要求される能力やスキルは、習得までの道のりやハードルが高く感じられるかもしれません。しかし、看護師以外の別業界から転職してくる人も条件は一緒です。むしろ、看護師の知見があることはなにより大切なあなた自身の強みであることを忘れずに一つ一つのスキルや能力に磨きをかけていきましょう。
みちるん
次に看護師が一人でできる仕事に就くことのメリットについてみていきましょう。
看護師が一人でできる仕事に就くことで得られる5つのメリット
看護師が一人でできる仕事に就くメリットは、マイペースに仕事ができることでしょ?と思った方は、半分正解です。しかし、まだまだメリットはたくさんあるんです。具体的には、下記のようなメリットが得られます。
- 在宅仕事もあり、時間に余裕がある
- 副業として取り組むこともできる
- 人間関係に悩むことがなくなる
- プロとしてのやりがいを感じられる
- 看護師としての視野が広がる
看護師が一人で仕事をする場合、これまでチーム戦が当たり前だった看護師が個人戦に臨むようなものです。つまり、仕事を自己完結させる点においては、さまざまなメリットが実はあるんです。
みちるん
看護師が一人でできる仕事に求められる能力の詳しい内容について、下記のタブを切り替えてチェックしてみましょう。
メリット1. 在宅仕事もあり、時間に余裕がある
看護師が一人でできる仕事のメリットは、自分ひとりで仕事をするため時間に余裕が持てる点が挙げられます。時間に余裕が持てると以下のようなことが可能です。
- 患者さんや相談者と徹底的に向き合える。
- 自分のプライベートの時間を確保しやすい。
- 精神的に余裕が生まれ疲弊しにくくなる。
- 勤務時間の縛りが少なく残業がない。
- 平日にランチやカフェに行くゆとりが持てる
特に在宅やリモートワークで仕事ができると仕事をしながら旅行に行ったり、仕事の合間に子どものお迎えや家事の時間に充てたりとむしろ良い面しかありません。しかし、やり過ぎると仕事とプライベートのメリハリがつかなくなり、ダラダラと仕事をしてしまう点には注意が必要です。
メリット2. 副業として取り組むこともできる
看護師が一人でできる仕事のメリットは、複数の仕事を掛け持ちが可能なので副業として取り組むこともできる点が挙げられます。副業として取り組めると以下のようなことが可能です。
- 本業を抱えながら別の収入を得ることができる。
- 子育てや介護との両立が可能になる。
- ちょっと贅沢なカフェやランチが楽しめる。
副業として取り組む人の中には、子育てとの両立を考えて取り組む人がいるほど。ご主人の扶養内でうまく家事と子育てを回しつつ扶養内で+αの収入を得ることができるのも一人でできる仕事に取り組むからこそといえるでしょう。
独身看護師の場合、社会勉強と旅行資金を貯めるためや本業だけでは実現できなかったことに挑戦できる機会が増えるなど、自分自身の貴重な時間を効率よくかつ十二分に楽しむためにも取り組んでおいて損はないでしょう。ただし、身体を壊さない程度にとどめておき、ムリは禁物です。
メリット3. 人間関係に悩むことがなくなる
看護師が一人でできる仕事のメリットは、人間関係に悩むことがなくなる点が挙げられます。具体的には以下のような悩みが激減します。
- 師長やお局看護師の目や顔色を気にする。
- 先輩看護師のチャチャ入れが心配。
- 職場の良くない雰囲気や噂話が苦手。
看護師が一人で仕事をする場合、対面する相手とのコミュニケーションに悩むことはあっても職場の人間関係や他人の目を気にすることはなくなります。報告義務が発生する雇用主や上司・クライアントとの最低限度のコミュニケーションだけでよい気楽さは、何物にも代えがたい自由で多くの看護師が歓迎すべき点です。
常に職場の人間関係でストレスを感じていたり、他の看護師同士の衝突にヤキモキしていたりする看護師にぜひ、このストレスフリーな環境を体験してもらいたいものです。
メリット4. プロとしてのやりがいを感じられる
看護師が一人でできる仕事のメリットは、仕事を最初から最後までやり遂げることでプロとしてのやりがいを感じられる点が挙げられます。具体的には以下のような場面でプロとしてのやりがいを感じることが増えます。
- 患者さんから感謝される機会が増える。
- 相談者の問題解決に携われる。
- 患者さんや相談者から信頼される。
- 時給単価や支給される月給が上がる。
- バイトや契約社員から正社員へ登用
最初から最後まで患者さんや相談者の寄り添うことは、気苦労も多く大変なことと思われがちですが、実は真摯に向き合うことで『逆に自分自身が勉強になる』といったことも多くの場面で見られます。悩みや病気と向き合い、立ちはだかる課題や困難を乗り越える姿を間近で見れるのは、家族や看護師であるあなただけしか知りえません。プロとしてあなたが患者さんや相談者に寄り添いサポートしていくことで、困難を乗り越える場面に遭遇することも増え、結果として「この仕事をやってて良かった」とやりがいや喜びを感じられるでしょう。
メリット5. 看護師としての視野が広がる
看護師が一人でできる仕事のメリットは、病棟勤務から一歩踏み出して別の世界を体験することで看護師としての視野が広がる点が挙げられます。具体的には以下のような視野の広がりを実感できる機会が増えます。
- 看護師の仕事をより深いものとして理解できる。
- 社会や世間の流れが感じられる。
- 自分と社会とのつながりを感じられる。
- 働き方に選択肢が増える。
- 1つの仕事に固執しなくなる。
- クリニックや訪問立ち上げを考える。
- 求人情報を見ただけでヤバいところの見分けがつく。
看護師の仕事は、人や命と関わる抱える責任も重く大切な仕事です。しかし、大きな規模で複数人のチームを組んで看護に当たるよりも一人でできる範囲の仕事を完結させたほうが「医療現場のパーツの一つ」にならず、より広い視野で看護師の仕事や社会に目を向けられるようになります。
もちろん病棟勤務には、さまざまな事例を目の当たりにできて経験値を貯められたり自分一人では難しいこともチーム一丸となって解決にたどり着けたりといった、病棟勤務ならではの良さややりがいもあります。
とはいえ、チームである以上は周囲のペースに引きずられてしまい、「もっと患者さんと向き合いたいのにできない」、「看護師同士の好き嫌いやいざこざが絶えない」といったジレンマや人間関係上の悩みは尽きません。「もっと患者さんと向き合いたい」、「大勢の人を看れなくても目の前の人に寄り添いたい」といった自分のやりたいことがハッキリしているときは、一人でできる仕事に就くタイミングといえるでしょう。
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看護師が一人でできる仕事に就くことのメリットは、自由度の高さが魅力的です。一人で仕事を完結させていく過程でさまざまな困難が立ちはだかるかもしれませんが、一つ一つ丁寧にクリアしていくことで自分自身が大きく成長するきっかけにもなります。がむしゃらに病棟の廊下を走り回っていたころとは比べ物にならないほど、思慮深く器の大きい自分になっていることに気づけるはずですよ。
みちるん
一方で看護師が一人でできる仕事に就く際のデメリットについてみていきましょう。
看護師が一人でできる仕事の3つのデメリット
一方で看護師が一人でできる仕事に就く際のデメリットは、おもに以下の3点が挙げられます。
- 業務外の雑務が増え、慣れるまでが大変
- 周囲に頼れず、プレッシャーに感じる
- 人により習熟度合いに差が出る
看護師が一人でできる仕事に就く場合、新しいことを始める&包括的な業務を担当するといった大変さがダブルにのしかかり、人によっては負担に感じたり「急性期病棟で廊下を走り回っていた方が良いかも…」と求められている能力と自分自身とのギャップに悩む人も少なくありません。
みちるん
看護師が一人でできる仕事に求められる能力の詳しい内容について、下記のタブを切り替えてチェックしてみましょう。
デメリット1. 業務外の雑務が増え、慣れるまでが大変
看護師が一人でできる仕事に就いた際のデメリットの一つは、それまで看護師としてのキャリアが何年あろうとも新しい業務に必要な知識や技術の習得に時間を割くために業務外の雑務が増え、慣れるまでが大変な点が挙げられます。
- 報告業務などで使用するフォーマットの確認
- 業務上で利用する機器や機材などの操作方法
- 業務効率化に必要なソフトやアプリの導入
- リモートワークの調べ物は自宅でせざるを得ない
- 担当者やクライアントとのやり取りが発生する
それまでの勝手知ったるあなたの職場とは異なる場所で働く場合、物の配置から使用するフォーマットや電子カルテのメーカーまでさまざまな違いに「前の職場ではこうだったのに…」などと良くも悪くも違和感を感じてしまうことが少なくありません。『郷に入っては郷に従え』でひとまずは、円滑に業務が行えることを最優先に新しい環境に慣れましょう。
とはいえ、休日や休憩時間などを使い、いち早く環境に馴染める努力や工夫を自分なりにアレンジしても上手く馴染めない場合があります。もし職場環境が「違っていたな」と感じた人は、下記の『看護師がゆるく働く方法』を参考にしてみてください。
≫【ゆるく働ける職場10選】ゆるく働きたい看護師の最適な仕事を解説
デメリット2. 周囲に頼れず、プレッシャーに感じる
看護師が一人でできる仕事に就いた際のデメリットの一つは、業務中は一人で行動することが多く、何か困ったことが起きても周囲に頼れず、プレッシャーに感じる点が挙げられます。
- 道を間違えてもすぐに間違いだと気付けない。
- 相手が不快と受け取られても失言や失態に気づけない。
- 不安や悩みを抱えてもしっかりと相談できる相手がいない。
- 機関や期限付きのお仕事はプレッシャーが大きく感じる。
- 正社員として働かない不安や収入的な悩みを抱えやすい。
急性期や一般病棟勤務だった場合、時間が来れば後任者に引き継ぐことでその場はやりすごせます。しかし、一人で働いているとなると、その場を取り繕うことはできてもごまかすことはできません。先延ばしすればするほど、自分が苦しくなりるだけで事態が収拾できなくなることも…。
とはいえ、自分一人で抱え込まない努力や工夫をしても上手く対処できない場合があります。もし、自分ひとりで抱え込みすぎて「自分一人で働くよりみんなと働きたいな」と感じた人は、下記の『看護師がのんびり働く方法』を参考にしてみてください。
≫【2022年最新版:のんびり働きたい】看護師がのんびり働けるオススメの仕事10選
デメリット3. 人により、習熟度合いに差が出る
看護師が一人でできる仕事に就いた際のデメリットの一つは、不慣れな環境や業務に対して人により習熟度合いに差が出る点が挙げられます。習熟度合いの早い遅いの差については下記のとおりです。
- 年齢的に若い人
- 手先が器用な人
- 勘所が良い人
- 飲み込みが早い人
- 100点を目指さない人
- 年齢的な衰えを感じている人
- 手先が不器用な人
- こだわりが強い人
- 理解してから物事を進めたい人
- 常に100点を目指してしまう人
一般的に「慎重派」や仕事に対して「こだわりが強い人」といわれる人ほど習熟度合いが遅くなる傾向になります。反面、最終的に高度なスキルを身につけられる強みも持ち合わせています。
とはいえ、習熟度合いが遅いと自覚している人は「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」と良い意味で開き直って、自分が必要な部分だけ周囲のサポートや協力を求めるのも一つの手といえるでしょう。
参考論文:新人看護師の看護実践能力に影響する経験からの学習に関する要因
参考論文:看護師の看護実践能力とクリティカルシンキング志向性との関係
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普段、多くのスタッフでチーム体制を組み勤務することが当たり前の看護師が一人でできる仕事に就くことは、行動様式や本人の適性次第でデメリットと感じてしまうものも存在します。しかし、特別なデメリットは存在せず、自己分析を通して自分の適性や価値観などをしっかりと把握した上で適切な方法で対策を講じれば、問題なくクリアできるデメリットといえるでしょう。
みちるん
最後にこれまでの内容を振り返り、まとめていきましょう。
自分の適性を見極め、一人でできる仕事で看護師をマイペースに続けよう!
この記事では、看護師が一人でできる仕事やメリット・デメリットなどについて解説してきました。
この記事のまとめ
病院から一歩出て、一人でできる仕事で看護師をマイペースに続けよう!
日本看護協会が定期的に実施している看護統計資料によると、病院勤務の看護師が全体割合の68.9%を占め、それだけ多くの看護師が一人で働くよりもチーム体制での勤務をしています。
≫看護統計資料(日本看護協会)
看護師がチームで働くことはさまざまな人と関わり合い、ときに心強くもありときに価値観や意見の相違によってあつれきが生まれます。もし、職場の人間関係で悩んでいる人がいたら、まずは今いる病院から一歩踏み出してみましょう。いままで経験したことのない景色があなたのことを待っていますよ。
看護師が一人でできることは、チームで働くよりも限られているかもしれません。しかし、目の前の患者さんに寄り添い、納得ができる看護の形を実現できるのは、看護師が一人で働かないとできないことです。多くの看護師の中に埋もれるよりもマイペースに自分らしく看護師を続けていきたいと考えている人は、本記事を参考にまずは一歩踏み出してみましょう。
この記事は、私のような失敗にまみれた大変な経験をされる方を1人でも減らしたくて、周囲のペースに引きずられ、思うような看護ができないと悩んでいる看護師さんに向けて書きました。自分の理想と現実のバランスが崩れたまま自分の限界を超えて、心や身体に取り返しのつかない傷を負ってしまう前にマイペースに一人で活躍できる方法を検討してみましょう。
みちるん
自分のためにもあなたの大切な人のためにも、笑顔で心穏やかなあなたを取り戻してくださいね。
当サイトの記事で説明不足な点や解決できない疑問については、コチラのお問い合わせフォームからいつでもお知らせください。ご相談内容は、原則として公開しません。ただし、他の人にも参考になると判断した場合、相談内容に一部変更を加えるなどして、個人が特定できないような配慮をさせていただきます。
ご意見をお寄せください
みなさんのリアルなクチコミが他のユーザーの参考になります。本記事に対しての評価をぜひ、お気軽に投稿してください。