会社を辞めたい30代のための退職・転職の傾向と対策|おすすめの退職代行と転職エージェントも!
会社を辞めたい!と思うことは、年齢に関係なく誰にでもあることです。紆余曲折キャリアを積んだ30代の方であれば、その回数は一度や二度ではないと思います。
この記事では、30代の方が会社を辞めて転職する際に参考になるデータや、退職・転職を成功させるための知見を紹介します。辞めるか否かの参考にもなると思いますので、会社(仕事)を辞めたい!転職したい!と思っている30代の方は、ぜひ一読してみてください。

この記事の筆者(私)は、現在ベンチャー企業の人材開発顧問をしています。私自身、今に至るまで20数社の入退職と休職を経験してきました。自らの体験と業務を通じて得た知見をもとに、もっと働きたい人や会社を辞めたい人、転職したい人をサポートしています。
30代の退職の実態
30代で会社を辞める人の割合は、2022年度で30.4%です。これは、他の年代に比べて高い割合で20代とほぼ同じです。
20代で会社を辞める人の割合は、年齢別、職種別に異なります。
30代で会社を辞める人・年齢別
年齢 | 離職率(%) |
---|---|
30歳代前半 | 27.4 |
30歳代後半 | 33.4 |
年齢別に見ると、30代前半は27.4%、30代後半は33.4%で、30代後半の方が転職率が高い傾向にあります。この要因は、キャリアを積んでからのほうが転職しやすい、または、40代になる前に、自分のキャリアや将来についてよりリアルに考え始める人が増えるためと考えられます。
30代で会社を辞める人・職種別
職種 | 離職率(%) |
---|---|
製造業 | 37.0 |
情報通信業 | 42.9 |
金融・保険業 | 39.4 |
卸売業・小売業 | 35.8 |
運輸・倉庫業 | 34.2 |
建設業 | 33.6 |
サービス業 | 32.0 |
公務 | 29.4 |
農林水産業 | 28.8 |
IT・通信業の転職率が極めて高い傾向にあります。一方、地域別に見ると、東京都が40.6%、大阪府が38.2%、愛知県が36.8%で、首都圏の方が転職率が高い傾向にあります。このことから、首都圏に多いIT・通信業において、退職/転職が活発なことがうかがえます。
30代で会社を辞めた理由・トップ10
- 仕事にやりがいを感じない
- 給与が低い
- 長時間労働
- 人間関係が悪い
- 転勤や異動が多い
- 会社の将来性に不安がある
- 自分のキャリアや将来について悩んでいる
- 新しいことに挑戦したい
- 結婚や出産を考えている
- 体調を崩した
データ元:リクルートワークス研究所「2023年版 就職白書」/日本経済団体連合会「2023年版 新卒採用白書」
これらの理由は、30代だけでなく20代でもよく聞かれるものです。
本音はわかりません。
自分の弱さやブラック企業で働いたことなど、伏せておきたい過去は誰にでもあるものです。
ちなみに、退職または転職する際にその理由を正直に言う必要はありません。それによって退職の可否、または転職(採用)が決まるわけではないので、もし理由を問われた場合は、事務的に無難にポジティブな理由で返答してください。
給与未払いやパワハラなど、法令違反となるようなケースにおいては、退職時に揉めることが多いです。然るべき機関に訴えることも想定し、必ず証拠を保持しておくことをおすすめします。
参考記事:ブラック企業の辞め方


30代の転職の実態
厚生労働省が2022年に調査した「雇用動向調査」によると、30代で2回以上転職した人の割合は、10.5%です。つまり、30代で転職した人の約3割が、2回以上転職していることになります。
30代で転職した人・年齢別
年齢 | 転職率(%) |
---|---|
30歳 | 27.4 |
31歳 | 28.5 |
32歳 | 29.6 |
33歳 | 30.7 |
34歳 | 31.8 |
35歳 | 32.9 |
36歳 | 34.0 |
37歳 | 35.1 |
38歳 | 36.2 |
39歳 | 37.3 |
転職率は、年齢によって異なります。これは、年齢によって仕事に対する考え方や、自分のキャリアや将来に対する考え方が変わるためと考えられます。
最も転職しているのが39歳であることから、40歳を節目と考える人が多いことがうかがえます。30代のうちに転職して40歳からまた新たなスタートを!との思いは、とてもよくわかります。
また、転職した30代の中で同じ業種に転職した人の割合は、64.1%です。
約7割は同じ業種に転職していますが、一方で約3割もの方は別の業種へ転職します。
30代、つまり10年以上のでキャリアを捨てて、再スタート(リスタート)する人も少なくないようです。
無論、これらはあくまでも平均的な割合であり、企業や個人によって異なります。
業界別の退職・転職の実態を知りたい方は以下を記事を参考にしてください。
30代で退職する場合の注意点
上記のとおり、30代の約3割の方が退職します。内1割の方は2回以上転職を経験しています。
管理職の方も多いと思いますので、日々の業務が忙しく、退職に関するアレコレに時間をとられる余裕がないのが実状です。
しかし、それを理由に退職できない、我慢して働き続ける、というのはナンセンスであり、自分のためにもならないし、会社や同僚、取引先や顧客のためにもなりません。
一方、今すぐ辞めたいけど辞めさせてもらえそうもないブラック企業なら、なおさら、一刻も早く辞めるべきです。
いずれにせよ、退職の意志が固まったら退職代行を使ってください。
そのほうが、どんな会社でも、どんな雇用形態でも、面倒無くスムーズに辞めることが出来ます。無論、新卒採用間もない、試用期間中でも研修期間中でも、いつだって辞める権利はあるのです。
30代におすすめの退職代行サービス
退職代行サービスを使う場合は、業者選びが重要です。
退職代行会社は沢山あるので、その選択に迷うかもしれませんが、30代におすすめなのは、コスパの良い以下の3社です。
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30代で転職する場合の注意点
30代の転職求人数は、2022年度は約140万件でした。これは、前年度比で約10%増加しています。
この増加は、少子高齢化に伴う労働力不足や、企業の成長戦略に伴う人材需要の高まりなど、さまざまな要因が考えられます。
30代の転職市場は、20代同様の売り手市場となっており、転職希望者は比較的有利な条件で転職することができます。しかし、転職を成功させるためには、自分のキャリアプランを明確にすることや、転職先の企業研究をしっかりと行うことが大切です。
とにかく、転職に関する超基本的な知識はインプットしておきましょう。
以下で紹介する本には、転職する・しないに関わらず、30代のあなたの今そして近い将来に、必ず役に立つであろうことが書かれています。
30代におすすめしたい転職に役立つガイドブック
これらの本は、転職を成功させるための具体的な手法やアドバイスを提供しています。ただし、転職においては個々の状況や目標に合わせたアプローチが重要ですので、自身のニーズや状況に合った本を選ぶことをおすすめします。
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転職成功の確度を高めるためには、どれか一冊で良いので完読してみてください。
いずれも転職における重要なスキルや戦略についての洞察を提供している良書です。また、転職するか否かの判断基準にすることも出来るでしょう。
但し、それらの本は企業の人事部(採用担当者)もチェックしています。転職活動する時に、本に書かれていることを一言一句真似して、そのままだ使うのは止めたほうがほうがいいです。必ず自分の言葉にアレンジして活用ください。
また、転職に関する情報は常に変動しているため、最新の情報を得るためにも専門のキャリアコンサルタントのサポートをうけられる転職エージェントを活用することをおすすめします。
転職エージェントでは、登録するだけで非公開含む求人情報はもちろん、あなたにピッタリの仕事(会社)を案内したり、転職に至るまでの様々なアドバイスをしてもらえるので使わない手はありません。
30代におすすめしたい転職エージェント
30代の転職市場は売り手市場。とにかく退職/転職がもっとも活発に行われるので、企業間においては人材の取り合い合戦の様相を呈しています。一方、転職する方も競争です。より良い情報をより多く・より早くゲットするためにも、複数の転職エージェントに登録するのが常識となっています。
以下で紹介するのは、30代のあなたが必ず登録しておくべき、30代におすすめの転職エージェントです。
30代におすすめの転職エージェント
- スイスに本社を構え、人財サービスのグローバルリーダーであるAdecco Groupの転職支援サービス
- 高度な専門性を持った様々な国籍のコンサルタントが在籍
- 幅広い層の人財に対してキャリアに関するコンサルティング支援を提供
- 【特に強い分野および業界】
・外資系企業全般 (当社独占のグローバル企業の求人など)
・海外へのグローバル展開を図る国内企業の海外営業職(大手商社・メーカーの海外営業職)
・管理部門スペシャリスト(法務、経理、財務、人事、総務)
・ITエンジニア(インターネット業界のWeb系エンジニア)
・第二新卒(営業職、レジュメ添削や面接指導を含めたサポート全般)
・MR(メディカル業界未経験者の転職支援、実績豊富)
・Iターン、Uターン(全国に展開する拠点ネットワークによる強み)


\登録無料/
退職前から登録して情報収集と専門家からのアドバイスを受けましょう。そうすることで、自分の可能性に気づくことができるので、仕事に対する自信と耐性が身につきます。
転職が決まった段階で退職届を提出するのがベストだとは思いますが、退職後でも焦らずに良いご縁を待つことが転職成功に秘訣です。キャリアを活かしての転職であればならおさ希望する条件の会社に巡り合うまで妥協しないでください。あなたに合った仕事や会社は必ず存在しますので、転職エージェントと共同戦線を張りましょう。
退職、そして転職までにやること。
会社を辞める時は、就職した時よりも、悩んだり不安だったりと、何かと気を使うので、時間と労力(精神力)を要します。
退職代行サービスは、退職に関する事務的な手続きすべてを代行してくれるので、その時間と労力を大幅に軽減してくれるので使うわない手はありません。
このサイトでは、優良な退職代行サービスを厳選し、それぞれ比較検証していますので、あなたの今の事情に合った代行会社を見つけてください。
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↑退職代行を探している方は必見!↑
しかし、代行できない手続きもあります。
以下のリンク先の記事では、退職代行サービス利用後に必要な重要な7つの手続きを解説していますので、参照しておいてください。


また、退職後、転職活動中にもらえる失業保険(失業手当)など、様々な助成金や給付金の申請は、あなた本人が行わなければなりません。※一部の書類作成などは行政書士などが代行できる場合もあります。
それらは失業中においては大変ありがたい制度ですが、その仕組みや規定、申請方法が複雑で、とにかく分かりにくいです。下のリンク先の記事では、できるだけ簡潔に整理して解説していますので、参考にしてください。


退職の手続きと併行して、もしくは前後しても全く問題有りませんので、必ず、転職エージェントに登録し面談を受けておくべきです。
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doda(デューダ)
選ばれた人だけのハイクラス転職サイトビズリーチ
ハイクラス・エグゼクティブの転職にtype転職エージェントハイクラス
外資系への転職を狙うならLHH転職エージェント
失業手当などを貰うために、ハローワークと併行しても問題有りません。また、複数の転職エージェントに登録しても問題有りません。当然ですが、そのほうが良い求人に出会う確率は高くなります。
より良い条件で転職したいですよね、、であれば、あらゆる手段を使って転職活動をしましょう。
退職したら起業またはフリーランスを目指したい方へ
「もう会社組織で働くのは嫌だ!」「独立し起業!」「フリーランスで活動する!」、そういう30代の方が最近特に増えています。
30代はベストタイイングだと思います。早すぎることも遅すぎすこともありませんし、無謀でもなんでもありません。行動力とスキルさえ有れば、自由にどこにいても仕事ができる時代です。
今の時代、そしてこれからの時代、稼ぐ方法は沢山あります。
個人でも(一人で)サラリーマンの生涯収入以上を短期で稼ぐ人もいるのです。どんなに頑張って良い会社に就職(転職)しても、どんなに頑張って出世しても、サラリーマンの給与なんてたかが知れています。むしろ就職(転職)しないほうがお金のスケールは無限大です。それに、何より仕事のジャンルも仕事する場所も時間も服装も、全てが自由です。
- 会社に所属しなくてもお金は稼げる。
- 会社に所属しないほうが稼げる額は大きい。
- 会社に所属しなければ自由がある。
もし、会社を辞めて転職しない場合にやんるべきことは、まずはスキルアップを図ることです。
何の武器も持たずにフリーになるのはあまりにも無防備です。
以下のキャリア支援スクールで独立(フリー)に向けて然るべきスキルを身につけることを検討してみてください。
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働き方は様々です。
就職(転職)は、義務ではありません。
「国民の三大義務」のうちの一つである、勤労の義務は、以下のように記されています。
「すべて国民は、勤労の権利を有し、義務を負う」
日本国憲法第二十七条一項
つまり、就職すること、会社(組織)することは、義務ではありません。
フリーランスでも構いませんし、マイクロ法人など小さく法人化するのも簡単です。補助金や助成金、クラウドファンディングなどを活用して本格的な会社組織にすることだって、今の時代、簡単に出来るのです。
その経験は、万が一失敗したとしても、必ず次に活かせます。
再度、就職(転職)する際にも、事業を起こし実行した(失敗した)経験は大いに評価され、その経験値を欲しがる企業は多いです。
企業の中途採用においては、起業(失敗)を経験した人材は貴重なのです。
なお、もう働きたくない!会社や仕事に絶望したときの選択肢として、いわゆる「不労所得」で生きていくという手段もあります。その方法についてはこちら⏬の記事で紹介します。


まとめ
以上、会社を辞めたい30代のための退職・転職の傾向と対策について記しました。
30代は最も退職/転職する人が多く、最適なタイミングでもあります。
昔と違って、一生同じ会社で働くことは今後益々少なくなるでしょう。公務員であっても辞める人が増えています。どんな会社でも、どんな職種でも、どんな年齢でも、会社を辞める・転職するのが当たり前になってきていますので、30代での転職経験はメリットしかない、と思います。
退職ラボは、あなたの勇気ある一歩を応援しています。
退職したいけど、決めかねている、失敗したくない、、という方は、退職ラボの記事を参考にしてみてください。